ビジネスマナー講師の谷澤史子です。
そろそろ新入社員が配属され歓迎会も増えてくる時期ですね。
会食で初対面の人に会う機会も増えることでしょう。
今回は役立つ「会食作法」です。
ちなみに、この作法は5名以上の会食向きです。
●●会食作法その1 ≪主役を立てる≫
ただの飲み会だと思って主旨をわかっていない人がいますね。
宴会には主役がいます。お花見だって「桜」という主役がいます。
とりあえず、一回だけでも、主役にはお酌をする。
桜が主役ならば愛でて杯を傾ける。
そうすれば後は落ち着いて飲めるじゃないですか。
基本中の基本です!
●●会食作法その2 ≪公私混同を避ける≫
会食の場を、私的な話題で盛り上げるならまだしも、盛り下げてしまうのは
即刻退場です。
宴会は宴(うたげ)です。盛り下げてどうするんですか!
そういう人に限って「無礼講だと思って・・」と
素面(しらふ)になってから言うんですよね。
無礼講の飲み会が仮にあったとしても、無礼講の会食はありません!
●●会食作法その3 ≪病気話、ダイエット話は避ける≫
持病で塩分やカロリーコントロールが必要な方もいるかもしれないけど
それは、人知れず気にかければいいはずです。
ダイエットも一緒。
幹事さんが店員さんに注文する度に
「俺はそれ、塩分高くて食べれないなー」
「そんなこってりしたの食べたらダイエット出来なーい」
とおっしゃる方に
(はいはい。でしたらお食べにならなくてよろしくてよ)
と思ってしまいます。
幹事さんは貴方の食事係りではありません。
●●会食作法その4 ≪お店の人に気を使う≫
2度と同じ店で会食が開けなくなるような状態になるのは最悪です。
「俺(私)はお客だ」という事だけで理不尽に横柄な態度を取る事は
恥ずかしい事です。
VIP扱いして欲しいならば、えばるより、『気を使う』事です。
えばるお客さんに、お店の人が服従しているのは怖いからだけです。
怖がられているのを「大切にされている」と勘違いしないように!
●●会食作法その5 ≪会費はお釣りのないように≫
会食では予め会費が設定されている事が多いですね。
人数が多い会食の幹事さんは集金だけでも、大変な作業です。
封筒に会費をキチンと入れて、幹事さんに渡すのが理想です。
どうしてもない時にはお友達同士で調整し、幹事さんに
「何人分です」と渡すくらいの心使いが欲しいですね。
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