生活の中で私たちは許したり許されたりしています。
マナーをお伝えする仕事をしていて最近思うのは他人や他社の間違いや過去についてその人が納得するしないにかかわらず他人や他社が反省したことについていつまでも許さないというのはマナー違反のように感じるのです。
そのように申し上げると、本当に許せないということに会っていないからそのような事が言えるのだとご批判を受けそうですが、そんなことはありません。
理不尽なことで苦しめられたこと、すべてを投げ出したくなるようなこと、暗中模索の闇が重くのしかかってつぶれてしまったこともあります。
そのような闇は思い出せばすぐそばにやってきてまた私を捕まえに来ます。
おそらくそれはいつまでも私のそばにあり続けることでしょう。
テレビを見ていると、あぁ、この方も、この会社も許されないことにつぶされてしまいそうだと思う時があります。
ここから抜け出すには、自分を許すことではなく、許さない人を許すこと。
許さない人は、誰かを、何かを守るために許さないという気持ちになっていて許さないことをやめられないでいる。
それでも許さない人につぶされそうになったら感情よりも法律に頼ることを許すべきではないかと思うのです。